28 12月 2025 - 08:47
Source: ABNA
イラン・中国・ロシアの海上協力が「実戦演習」の段階に突入

イラン軍海軍司令官は、イラン、中国、ロシアの海上協力について言及し、これらの演習が「実戦(ホット)オペレーション」の段階に入ったことを明らかにしました。

ABNAの記者の報告によると、イランイスラム共和国軍海軍司令官のシャハラム・イラニ海軍少将は、「ラジオ・ゴフトグー」とのインタビューで、国際的な合同海上演習の最新動向を説明し、諸外国との海上協力の拡大と国際舞台におけるイランの地位向上を報告しました。

海軍司令官は、近い将来開催される合同海上演習について触れ、「この演習は南アフリカがホストを務め、複数の加盟国が参加して行われます。イラン海軍の第103艦隊は現在、演習地に向けて航行中です」と述べました。また、参加部隊は約1週間から10日間現地に駐留し、外洋での演習を行う予定です。

イラニ少将はまた、近年イラン南部沿岸で開催されているイラン・中国・ロシアの三国間演習について、航行の安全確保と航路の保護が主眼であると述べました。「昨年は6カ国がオブザーバーとして参加しましたが、今年はサウジアラビア、UAE、アゼルバイジャン、カザフスタン、インドネシアなど、少なくとも12カ国が参加する見込みです」と付け加えました。

さらに、以前は救助活動や安全確保が中心だった演習内容が、現在はより高度な「ホット・ドリル(実戦演習)」のレベルに達していると強調しました。イランの提案による「共通運用言語」の策定により、母国語が異なる多国籍部隊が単一の任務で連携できるようになり、これが防衛外交や海洋経済の発展に寄与していると締めくくりました。

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